靖国神社の落書き犯を逮捕しないのはなぜなのでしょうか?中国へ帰国したとニュースで報じられているものの、中国人の男性は逮捕されるべき事案です。
そこで、今回は靖国神社の落書き犯を逮捕しないのはなぜなのか?日中関係や靖国神社の背景を元にまとめています。
目次
靖国神社の落書き犯を逮捕しないのはなぜ?【理由】
靖国神社に放尿&落書きの中国人、中国国内で特定され逮捕歴が判明 → 反応『入管、仕事してる?』 https://t.co/atCQ3NLyYh
— Share News Japan (@sharenewsjapan1) June 3, 2024
靖国神社の中国人落書き犯に、日本政府が処罰規定を要請しないのは、次の事が考えられます。
- 日本が中国との関係を崩さない為
- 人への危害はなく神社への落書きの為
靖国神社は日中でセンシティブな問題なので逮捕できない?
靖国神社落書きは「日本人の魂を汚す行為」在日中国人も冷ややか「馬鹿野郎といいたい」https://t.co/r80Phii9yq
慰霊の場を汚した男に対し、静かな怒りが広がる。
日本で暮らす中国出身者も、日本人の感情を踏みにじる行為に冷ややかな目を向けている。
— 産経ニュース (@Sankei_news) June 3, 2024
靖国神社は、日本と中国で意見が割れていて非常にセンシティブ(神経質)な問題です。
日本:戦死者の方をまつわる
中国:日本軍国主義による侵略戦争の象徴。犯罪の責任を負うA級戦犯をまつり、第2次大戦の誤った史観を宣伝している。
なので、日本政府は落書きをした問題について中国へどのように対応すべきか考えている段階だと言えます。
靖国神社への落書きであって人への危害がない
ジャーナリスト、有本香氏の「以読制毒」
靖国神社の石柱の落書き事件
靖国毀損犯を逮捕せよ!
犯人を出国させないため刑事告訴が有効 https://t.co/U0vhqG9T4w#有本香 #靖国神社 #落書き #刑事告訴が有効 pic.twitter.com/zZOckiNISR— こちら夕刊フジ編集局 (@yukanfuji_hodo) June 3, 2024
靖国神社の落書きは、戦死者へ対しての冒涜はしているかもしれませんが、誰か人を傷つけたりさらっていたりという事がありません。
2000年2月19日にとある事件がありました。
- 東京都大田区で●人事件
- 中国籍の男性が中国に逃亡
- 警視庁が逮捕状を取り、インターポールに国際手配
- 2006年4月に代理処罰の要請
その時は、日本政府が中国へ代理処罰の要請を行っていました。日本政府は人が亡くなる事件で重罪だった為、要請をした可能性があります。
靖国神社に落書きした犯人の背景や過去の過去の代理処罰例を考えると、人への危害がないという点で、逮捕捜査にまで回さない事が考えられます。
日本国内にいるのであれば、逮捕する可能性はありますが、過去の事例を見ても●人犯ばかりがインターポールと協力して逮捕されているものばかり。
なので、靖国神社の落書き犯が逮捕される可能性はかなり低いでしょう。
ただ、仮に靖国神社の落書き犯が逮捕されたらどのような処罰になるのでしょうか?
靖国神社の落書き犯を逮捕されたら代理処罰
【出国済】日本、靖国神社の石柱に放尿&落書き男をあっさり出国させてしまう… https://t.co/pe7azil5om
— Share News Japan (@sharenewsjapan1) June 3, 2024
靖国神社の落書き犯が逮捕されたら、日本政府が国外犯処罰規定(代理処罰)の手続きを行う事が考えられます。
国外犯処罰規定とは?
簡単にいうと、犯人引き渡し条約等を結んでいない国に対して、あなたの国に捜査資料を渡すのであなたの国の法律によって裁いてくださいといった事。
ガーシーが一時ドバイにいた時がありました。→ガーシーは国際指名手配でも逮捕されない?理由はドバイと身柄引き渡し条約がなく他のやり方でも回避可能か
日本と中国は犯人受け渡し条約を締結していません。なので、中国で落書き犯が逮捕されたら、日本政府が国外犯処罰規定に基づいて、中国側へ要請をして裁判を行う事になります。
靖国神社の落書き犯が逮捕されたら?【刑期】
【苦言】中国外務省、靖国神社への落書きめぐり「現地法令の順守を」https://t.co/DcDQR4YHk7
靖国神社の石柱にスプレーで落書きされた事件をめぐり、中国外務省の毛寧副報道局長は、国外の自国民に対し「現地の法令を順守し、理性的に要求を表明することを改めて促したい」と述べた。 pic.twitter.com/UrVsoC5Cdw
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 3, 2024
靖国神社の落書き犯が逮捕されたら一体どれくらいの刑期になるのでしょうか?
靖国神社の落書き犯は、日本では器物損壊容疑として捜査されていました。中国の器物損壊に当たる部分の刑法は60条に載っていました。香港大学によると次のように説明されています。
法的理由なく、他人の所有物を破壊または損傷する意図を持って、または破壊または損傷するかどうかについて無謀に破壊または損傷した者は、犯罪を犯し、10 年の懲役刑に処せられます。
なので、仮に靖国神社の落書き犯が中国で逮捕された場合、10年の懲役刑に課せられる事となります。
日本の刑期の方が遥かに良くなりそうなので、中国で逮捕されて欲しいです。→ガーシーの刑期や罪状は?裁判の判決で実刑や懲役は何年になる?【ビートたけしのフライデー事件と比較すると】
靖国神社については、過去に墨汁をかけた中国人がいました。その時は東京地裁で裁判が行われ、懲役1年2月、執行猶予3年となっていました。
中国へ帰国せずに日本で逮捕された方がまだマシだったかもしれませんね。
まとめ
靖国神社の落書き犯を逮捕するには、日本の警視庁がインターポールに協力体制を依頼するしかありません。
中国もインターポールに加入しているので、後は日本政府が動くのみです。ただ、●人事件ではない為、本腰を入れて捜査するのかはなはだ疑問です。