野川明輝さんが隠蔽をしたのでは?ということで、話題になっていますが、真実はどうなのでしょうか?
野川明輝さんは隠蔽をしたのかどうかについて、本田尚志容疑者のコメントや様々な背景を踏まえて考察していくと、おかしな点が出てきました。
目次
野川明輝の隠蔽は嘘なのか?本当なのか?
【鹿児島県警トップに“#隠蔽疑惑” 否定も肯定もせず】
鹿児島県警 野川明輝本部長
「主張のあった2つの事案は、当県警察で被疑者を逮捕する“など”、いずれについても必要な対応がとられている」▼“隠蔽疑惑”の発端は、元部下による告発… pic.twitter.com/uPrCjq2j5e
— 報道ステーション+土日ステ (@hst_tvasahi) June 6, 2024
野川明輝さんの隠蔽は嘘なのか本当なのか?本人は隠蔽について隠蔽していないと説明されています。
結論は隠蔽をしていないという事になります。本人がそう言っています。ただ、本人が隠蔽をしていないと言っても、口から何とでも言えます。
なので、野川明輝さんと本田尚志さんの双方の話やそれぞれの立場や発言を見返していき、矛盾点などはないのかを見ていきます。
野川明輝と本田尚志の双方のコメント
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本田尚志容疑者と野川本部長のそれぞれのコメントを簡潔にしたものを見てください。本田尚志容疑者のコメントから注視する部分のみピックアップしています。
- 職務上知り得た情報を記者に流したのは事実
- 野川本部長は「チャンスをやろう」「泳がせよう」「本部長指揮の印鑑を押さなかった」
- 「本部長指揮の事件となりましたが、この事件も明らかにされることはありませんでした」とコメント
次は野川本部長のコメントです。
- 二つの事案については、必要な対応が取られた。
- 隠蔽の意図を持って指示をしたとはない
という事で、対立しています。
では時系列で振り返って、話に矛盾がないかを見てみましょう。
野川明輝の隠蔽を事件の時系列で考察
職務で知った秘密を退職後に漏らしたとして、守秘義務違反の容疑で逮捕された鹿児島県警前生活安全部長が、「県警職員の犯罪行為を野川明輝本部長が隠蔽しようとしたことが許せなかった」と述べたことに関し、野川氏が取材に応じ、隠蔽に関し明確な言及を避けた。#西日本新聞 https://t.co/IElkx5ebs5
— 西日本新聞 東京報道部 (@nnp_tokyohoudou) June 7, 2024
枕崎署地域課の巡査部長が逮捕され起訴された事件の時系列です。
- 2023年12月15日:巡査部長が県内の女子トイレに侵入
- 2023年12月同中旬:30代女性から盗撮されたかもしれないと話があった→(野川部長に進言した日時は不確定も一般論としてすぐに説明するはず)
- 2024年4月上旬:札幌のライターが4月上旬に本田容疑者から文書を得る
- 2024年5月13日:巡査部長が逮捕(警察の相談から5ヶ月後で犯人は盗撮を行なっていないという情報)
ここで一つの矛盾があると言えます。
というのも、本田容疑者の話が事実と仮定した場合、野川本部長は泳がせていたので、逮捕されるのは次回の盗撮時だったと考えられるという事。
つまり、次のように考える事ができます。
実際には巡査部長が逮捕されたのは、泳がせた後の盗撮ではなく、札幌のライターが文書を得た4月上旬から約1月後の5月13日。
この話の流れで考えていくと、本田容疑者の言っている事が正しければ次のような事が言えます。
「なぜ泳がせた後に逮捕せずに、逮捕したのですか?」
このような矛盾が生まれます。
では、次に気になるポイントは本田尚志容疑者は、なぜ隠蔽をしたと言ったのかという事。本田容疑者は何かメリットがあったのでしょうか?
本田尚志容疑者が隠蔽と言ってメリットがあったのか?
国家公務員法違反(守秘義務)容疑で逮捕された前鹿児島県警生活安全部長、#本田尚志 容疑者
県警トップの #野川明輝 本部長について、「県警職員の #犯罪行為を隠蔽 しようとした」と指摘
野川本部長は「事件捜査の中で必要な確認を行う」と語りました https://t.co/zl5JEmOjo0 pic.twitter.com/HgZPmqCocb— こちら夕刊フジ編集局 (@yukanfuji_hodo) June 7, 2024
本田尚志容疑者について、次のような事がわかっています。
- 前生活安全部長
- 2024年3月下旬:定年退職
- 金銭の授受:不明
本田尚志容疑者は、ライターとの金銭のやり取りを受け取っていれば、それ相応のメリットがあったと考えても良いです。しかし、その点はまだ明らかになっていません。
ただ、もう一つお金の面で考えるポイントとして定年退職。警察官の定年退職金について調べると次のようになっていました。
都道府県の警察官の定年退職金は平均2200万円
つまり、本田容疑者は多額の定年退職金を得る事ができるのです。にも、関わらず危ない橋を渡ってまでライターに文書を送る事をするのかという話です。
どう考えても、デメリット(退職後の仕事がなくなる等)しかないのに言うのは相当な覚悟あるか事実という確証があるかという事になります。
では、反対に位置する野川明輝部長も隠蔽する理由が何かあるはずです。
野川明輝の隠蔽が事実ならなぜやった?
鹿児島県警・野川明輝本部長「隠ぺいを指示した意図一切ない」本田尚志容疑者からの批判について否定 https://t.co/cptTTQ3Ihn
— TBS NEWS DIG Powered by JNN (@tbsnewsdig) June 7, 2024
野川明輝部長の隠蔽が事実なら、なぜしてしまったのか。野川明輝部長は、鹿児島県警に2022年に赴任していますが、2023年の今回の事件以前に、次のような事が起きているのです。
- 種子島宇宙センター発射遅延:禁止区域に鹿児島県警のヘリコプターがいた為
- 鹿児島中央警察署の巡査が麻薬特例法違反
- 薩摩川内市で、巡査が運転するパトカーが信号待ちで停車中の軽自動車に追突
- 鹿屋警察署員が勤務中にゴルフの練習等
- 姶良警察署員が捜査書類偽造等
- 強制性交の容疑で鹿児島西警察署留置課の28歳男性巡査長を逮捕
- 霧島警察署の58歳男性巡査部長が職務中に行った県内20代女性へストーカー
というように、7つも何か起こっている状況で、2023年の年末12月15日に枕崎警察署地域課の巡査部長が盗撮の容疑の話が舞い込んでくる…
こうなってくると、さすがのエリート警察官僚の野川明輝さんも年末までいらない話を持ってこないでよ…となるのも納得できる話ですが、逆を言えば、これだけ不祥事があるので隠蔽をする必要があるのか?ということです。
【まとめ】野川明輝の隠蔽は嘘なのか本当なのか?
野川明輝部長の隠蔽について、本田尚志容疑者が言っている事が事実とするなら、隠蔽していると言えます。
理由は次の通りです。
- 泳がした後に逮捕する予定も、なぜか逮捕
- 本田尚志容疑者は退職金をもらえるので金銭的メリットがない
- 本田尚志容疑者が隠蔽を言っても、裁判になって、定年後の仕事が危うくなる
しかし、不祥事の多さや野川明輝部長の経歴を考えると、隠蔽よりも何か考えがあってというようにしか思えないです。
本人も隠蔽はないと言っているので、本当に何か考えがあったのかもしれませんね。