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小林製薬にインサイダー疑惑も実際の値動きと株の相関性から考えにくい!

小林製薬にインサイダー疑惑が浮上していますが、本当なのでしょうか?小林製薬がインサイダー取引をしていたかどうかを調べるには有価証券報告書で見当をつけることができます。

という事で、小林製薬のインサイダー疑惑について調べてみました。

紅麹の未知の酸、プベルル酸が発見されています。

プベルル酸とは何?1932年に青カビ派生と特定されるも未知の物質

小林製薬にインサイダー取引疑惑が生まれた訳

小林製薬がインサイダー取引をしていると噂が流れた理由は、次の通りです。

小林製薬の紅麹の記者会見が3月22日。そして、小林製薬の紅麹の記者会見以前に3月22日”以前”に小林製薬の株が下落。

上記の理由で小林製薬がインサイダー取引をしていたのでは?と疑われる結果となったのです。

ただ、実際に小林製薬が実際にインサイダー取引をしていたかどうかは100%わかりません。

なぜなら、株自体はその時その時で動く生き物だからです。実際にインサイダー取引があったかどうかを確認するには東京地検が動く以外ほかありません。

具体的な数値を見ると次のようになっています。

1月15日は前日比-81です。ただ、状況をしっかり考えてみましょう。

  • 1月5日に-136
  • 1月9日に+136を皮切りに4日連続上昇

株がインサイダーではない場合、上がり過ぎた値は元に戻る性質があります。なので、小林製薬がインサイダー取引を100%していたとは言い切れません。

なので、東京地検が動くほかないのです。

ただ、小林製薬がインサイダー取引をしていた可能性を探るすべもあります。

小林製薬がインサイダー疑惑を確認する方法は2つ

小林製薬のインサイダー疑惑を確認する方法は2つあると言えます。

小林製薬が紅麹問題を認知した時期と株の下落時の相関性

自己資本比率の推移

以上2つの点を詳しくみていきます。

小林製薬が紅麹問題を認知した時期と株の下落時の相関性

小林製薬の紅麹問題が発覚した時期は先ほども触れたように3月22日です。ただ、3月22日に発覚したのは大衆が知った日です。

実は、こちらの記事でも触れているように1月15日には小林製薬は、紅麹の危険性について認知していたのです。

そして、株が下落した時期は1月15日から約3週間後の2月6日。実際に数値として下落しているものは以下の通りです。

なので、小林製薬がインサイダー取引をしているのでは?と疑われてしまうのです。

しかし、先ほども触れたように株は生き物です。インサイダー取引がなく株が動いた可能性もあります。

インサイダー取引がなく株が動いた可能性を取り除く鍵は自己資本比率にあります。

小林製薬がインサイダーなら自己資本比率が低い

小林製薬は自分の会社で株を持っています。いわゆる持株会社です。ということは、逆を言えばインサイダー取引をしているのであれば損害を低く抑える為に、自社株を売りに出している事が考えられますよね?

小林製薬は上々取引企業なので、株の保有数などがわかります。

なので、自社株を売っている可能性を調べるには有価証券報告書を調べる事でわかります。

小林製薬の最新の有価証券報告書を見ると次のようになっています。

2023年度が最新のものとなっており、現状では確認をとる事ができませんした。しかし、2024年の自己資本比率が仮に下がっているとしたら、小林製薬はインサイダー取引をしていたと思われても仕方ないといった事になります。

ただ、1年単位で報告がされる為、本当に確認する為には株主総会で「あんたのところの持株何%なの?」と質問をする事が一番でしょう。

一般大衆は聞く事ができませんからね。

まとめ

小林製薬のインサイダー取引疑惑を完全に追求する方法は東京地検が動くほかありません。ただ、一般人がインサイダーをしている事を確認する方法は有価証券報告書から見る事があります。

あと、1年後に小林製薬の紅麹問題を覚えている方がいれば、有価証券報告書で確認したらよいでしょう。

また、小林製薬の株を持っている人がいれば株主総会で質問してみるのも良いかもしれません。

ただ、質問に対して素直に話してくれる小林製薬かどうかは、これまでの紅麹問題を見ているとわかる気がします。

 

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