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小林製薬の倒産の可能性は?紅麹が国内レベルで前例がなく否定できない様相

小林製薬の倒産の可能性は?

小林製薬の紅麹問題で、もしかすると倒産するのでは?と思われている方も多いのではないでしょうか。

結論、すぐには倒産しない可能性の方が高そうです。

小林製薬の倒産について色々とまとめてみました。

不安を煽るというわけでもなく、会社の評判を落とそうとする内容ではありません。

客観的な事実に基づいて本記事は執筆しております。削除依頼がありましたら、速やかに対応させて頂きます。詳しくはTwitterのダイレクトメッセージにお願い致します。

紅麹の未知の酸、プベルル酸が発見されています。

プベルル酸とは何?1932年に青カビ派生と特定されるも未知の物質

小林製薬の倒産の可能性は?

結論からいうと、冒頭でも述べたように小林製薬は倒産しない可能性が高そうです。

ただ、小林製薬が倒産してしまう可能性もいいがたいところです。倒産するなら、一体どういう事が原因となり倒産するのでしょうか。

小林製薬が倒産してしまう理由

小林製薬が倒産してしまう理由は2つ考えられます。

  • 小林製薬以外の健康食品で亡くなった前例がない。
  • 小林製薬の紅麹の被害が甚大

小林製薬も含め健康食品で亡くなった前例が日本にない

厚生労働省のホームページ、健康食品で亡くなった人や被害を受けた人のデータが残っています。

亡くなった人がいる健康食品は次のような物があります。

  • 御芝堂減肥こう嚢(1人)
  • せん之素こう嚢(2人)
  • 天天素 清脂こう嚢(1人)

実は、上記に書いたものは全て中国製のダイエット健康食品となっています。

ニュースでも報じられていますが、日本製の健康サプリメントととしては初めての死亡例となっているほど、日本で製作されていたサプリメントは優秀だったのです。

しかし、2024年3月29日時点で、合計4名の方が亡くなる事態となっているのです。

 小林製薬は28日、「 紅麹べにこうじ 」成分入りのサプリメントを摂取した人に健康被害が確認された問題で、新たに2人が亡くなっていたことがわかったと発表した。一連の問題による死亡事例は計4人になる。

引用元:読売新聞オンライン

なので、小林製薬が倒産してしまう可能性が考えられます。

また、この紅麹によって起こった被害の影響が社会的に大問題になりメディアで拡散されている事も大きな要因となっています。

小林製薬の紅麹問題の被害が甚大(信用失墜)

小林製薬の紅麹問題は、先ほども書いたように日本国内で初となる健康食品サプリメントで亡くなる事態に発展してしまいました。

ということは、日本各地で小林製薬の製品の信用が失われてしまいます。要するに不買が行われる可能性があるということです。

小林製薬の製品といえば、消臭源やアイボン(目を洗うやつ)やサラサーティ(生理用品)、メガネ拭きクリーナーなどがあります。

日本全国津々浦々、スーパーやドラッグストアに置いあります。紅麹のニュースを聞いてしまい、嫌でも「この製品は小林製薬かな?」とちょっと確認してしまいますよね。

日本全国で不買が行われると、さすがの小林製薬も倒産せざるを得ないレベルになってしまいます。

しかし、一方で今書いた事は倒産しない理由にもなってきます。次は小林製薬が倒産しない可能性についてもみてみいきます。

小林製薬が倒産しない理由

小林製薬が倒産しない理由は次の4点ほどあると考えられます。

  • 小林製薬の製品は紅麹以外に生活必需品多数
  • 小林製薬以外で亡くなった例はないものの他の企業で比較
  • 小林製薬は安定企業
  • 賠償保険に入っている

更に詳しく見ていきます。

小林製薬は紅麹以外にも製品多数で必需品ばかり

小林製薬は紅麹以外にも製品が多数あります。157のブランドです。メーカー名を見ずとも、いつものように同じ製品を購入します。

結局、今回問題になったのは紅麹です。紅麹事件が起こるまでに問題がなかったものをあえて購入しない選択肢をとる人はいないでしょう。

小林製薬以外で亡くなった例はないものの他の企業で比較

小林製薬は健康サプリで亡くなった初めての例となりました。ただ、健康サプリ以外でも同じように亡くなった話はよく聞きますよね。

例を挙げれば車です。

2023年12月13日に車のメーカーホンダのデンソー製燃料ポンプ搭載車で亡くなった話がありました。エンストしてしまい後続車に追突されています。

下請けのデンソーは割と大きな会社ですが、2023年3月29日時点で倒産していません。ホンダも倒産していません。

車に安全性がなくとも、なくてはならない生活必需品なので購入する人はします。(他の製品を使う可能性もありますが、買う人は買います。)

なので、小林製薬が倒産する可能性は極めて低いと考えられます。

小林製薬は安定企業で倒産する気配がない

小林製薬は2023年2月9日に決算を発表しています。結論をいうと、前期に比べて純利益が2%増の203億円となっています。

また、2023年以前も売上高は落ちているものの安定している企業とわかります。

また、倒産する理由のところで、消臭源やアイボンを製作していると書きました。消臭源やアイボンは企業戦略としてニッチ(大手がねらわないような小規模で見逃されやすい事業領域)の分野を狙い安定した地位を築いています。

上記の理由から、小林製薬は今すぐに倒産する可能性は低い事が考えられます。ただし、長期的な目線で考えた場合、今回の紅麹問題が尾を引いて、倒産する可能性は否定できません。

倒産する理由でも書きましたが、紅麹問題で信用がなくなってしまったからです。

また、紅麹の問題について色々と調べていくと隠蔽していたとしか思えない事がありました。

小林製薬は隠蔽していた?紅麹の大阪生産工場閉鎖のタイミング他怪しい点満載

ただ、今年来年で倒産するような話ではなさそうです。

小林製薬は賠償保険に入っている

小林製薬は賠償保険に入っている事をコチラの記事でまとめています。→小林製薬の賠償金はいくらになる?薬害エイズと比較すると2700万円x〇〇人

つまり、簡単にいうと、多額の賠償金が請求されるものの賠償保険に加入しています。なので、小林製薬が一気に倒産するということはまずありません。

補填する事は可能です。

ただ、先ほども触れたように長期的な目線で考えた場合、隠蔽をしていたかのような振る舞いがあった事で、今後の信用に関わってきます。

長期的な目線で考えると倒産もありえます。

まとめ

小林製薬の倒産について簡単にまとめていきます。

小林製薬が倒産する可能性があるとすれば、

  • 小林製薬以外の健康食品で亡くなった前例がない。
  • 小林製薬の紅麹の被害が甚大

小林製薬が倒産しない理由を挙げるとすれば以下のようになります。

  • 小林製薬の製品は紅麹以外に生活必需品多数
  • 小林製薬は日本全国に商品が取り扱われている
  • 小林製薬は安定企業

直近でいうと、小林製薬が倒産する可能性は極めて低いですが、企業イメージが悪化している事で将来的な目線で考えると倒産する可能性があるかもしれません。

厚生労働省にデータ開示しないのも、腑に落ちませんからね。今後どうなるのか見守りましょう。

 

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