岸田文雄首相が木村隆二容疑者に襲撃されるという事件が起こりました。5月には広島サミットが開かれる事が決まっています。
しかし、今回の警備費用で増額が予想されます。そうしないと日本政府の恥を露呈する形になりうるからです。
今回の襲撃事件で警備費用がどれくらいになるのかについて調べてまとめてみました。
広島サミットの警備の費用はいくらでどれくらい?増額理由も
JR東日本と東海は、広島市で5月に開かれる先進7カ国首脳会議や関係閣僚会合の期間中、新幹線の主要駅で危険物探知や手荷物検査を行うなど警備を強化します。これを控え13日、危険物探知犬が新幹線の改札前を巡回する様子が報道陣に公開されました。記事→https://t.co/aqu0Nk3sro #広島サミット pic.twitter.com/u1HBS2Zbrd
— 時事通信映像ニュース (@jiji_images) April 13, 2023
広島サミットの警備のみの費用は中国新聞によると、5100万円ということや16億ということが言われています。
複数の関係者によると、警備費は5100万円。県警が年度内に「サミット対策課(仮称)」を新設し、
引用元:中国新聞
この5100万円は次の16億の中に入っているものと考えられます。
要人警護を含めた警備体制の整備には16億円を充てる。
引用元:熊本日日新聞
という事で、広島サミットの警備費用は16億かと思いきや、”令和5年度予算 概算要求の概要”の一般会計の欄を見てみると次のようになっています。

約120億!
しかし、これは岸田文雄首相が襲撃される前の事件の費用となっています。
襲撃事件によって、岸田文雄という一国の首相がいとも簡単に襲撃されるという、ガバガバ警備が露呈される結果となりました。
いくら岸田文雄首相に恨みを覚えているとはいえ、これだけ簡単に襲撃されるということは、G7でも襲撃される可能性があるという事が少なからず考えられます。
また、各国の首脳がいる中で襲撃されるということになれば、”日本政府の恥”になります。なので、警備費用を増額する可能性が極めて高いと考えられます。
では、広島サミットの警備費用はどれくらいになるのでしょうか?一旦、これまでのサミットでの警備費用についてみて見ましょう。
広島サミットの前のG7の警備費用
G7広島サミット、経済効果「伊勢志摩超え」 県民に負担もhttps://t.co/mCq9fBi0Et
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) April 13, 2023
日本では、サミットが過去に5度ほど開催されています。そして、その警備費用については次のようになっています。
- 1979年:東京:不明
- 1993年:東京:不明
- 2000年:九州・沖縄:320億
- 2008年:北海道洞爺湖:331億円
- 2016年:伊勢志摩:約340億円→パリ同時多発テロの影響で143億から増額?
- 2023年:広島:120億
2016年までは約300億円強ということで開催されていました。しかし、この広島サミットでは120億円となっています。
なぜ広島サミットでは、ここまで警備費用が落とされているのか?という疑問が出ますよね。
2016年までに行われた日本のサミットの警備費用は、”世界と比べてアホみたいに高かった”のです。
今現在は見れなくなっているのですが、各国で行われたサミットの警備費用は、ケルンサミットやバーミンガムサミットでは、約10億前後となっていました。
海外で行われるサミットと比較してあまりにも高いことから、多少なりとも国民の方へ目を向けたということで低くなった可能性がありました。
しかし、2023年の世界情勢をみると、ウクライナやロシアでの戦闘が起こっています。
つまり、世界情勢や岸田文雄首相襲撃事件という背景を踏まえると、今回も過去のサミット(パリ同時多発テロ)時の例をとると、320億円前後の警備費用まで跳ね上がる可能性があるのです。→木村隆二の犯行動機や目的は?自分の家族と首相(自民党)へのお金の恨みや妬みが関係か
また、安倍元首相の襲撃もあった事で警備に対しては、日本国はかなり敏感になっています。という事で、警備費用は過去最大の400億円規模というバカみたいな警備費用になる可能性も考えられます。
でも、仮に広島サミットの予算を増やしたとして、SPを増やす事は可能なのでしょうか?
広島サミットに向けてSPを増員するのか?
現職首相を狙ったテロとみられます。いち早く取り押さえた勇気ある漁業関係者、随行するSPや警察官の機敏な対処でことなきを得ましたが、広島サミットなどを控えて警護体制の再点検が急がれます。 https://t.co/i8Y0Lwc8Cp
— 坂本英二(日本経済新聞) (@sakamoto_nikkei) April 15, 2023
日本のSPの警備費用は普通の警察官と同じ扱いになっています。普通の公務員です。給料は410万円前後となっています。
ただ、各国の首相級のSPをするという事になれば、命を守る為に犠牲になるということもあり、お金の面では800万円前後になるようです。
お金の面では、警備時間を増やすという事で増える可能性はありそうです。お金は増えるとして、SPを増やす事はできるのか?という事。
SPについて調べると一本釣り人事や次のような審査基準があります。
- 柔道や剣道が3段以上
- 体力検定
- 勤務評定
- 所属長が警護課へ推薦
- 警護課で選考し、講習。
この基準をクリアしなければならないという事です。また、5月下旬にあるサミットを逆算すると約1ヶ月しかありません。
この状況を考えると、SPの増員をすることは多少できても、大幅増員をするのはかなり厳しいということがうかがえます。
となれば、SPを他の民間企業から引っ張ってくるか、各国からSPを連れてくる事になると考えられます。なにせ、日本のSPや警備では失態ばかりが続いていますからね…
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5月の広島サミットまでにどうするのかにも今後注目ですね。