メイショウタバルが宝塚記念を連覇して、武さんが「胸を張ってフランスにいけるでしょう」とコメント。つまり凱旋門賞に出走する可能性が出てきたということです。

では、メイショウタバルが凱旋門賞に出走するのではあれば、勝つ可能性はどれくらいなのか?勝算はどれくらいあるのか?色々な角度から分析したのでまとめてみました。

メイショウタバルの凱旋門賞で勝つ可能性は?

メイショウタバルが凱旋門賞で勝つ可能性ですが、現段階ではダークホース的存在で厳し目といったところです。

海外の評価や血統、様々な角度でみて行きます。

メイショウタバルの凱旋門賞評価(ブックメーカー)

メイショウタバルの凱旋門賞について、ブックメーカーの人気では次のようになっています。

2026年5月22時点(宝塚記念の結果はまだ入っていない段階)随時更新予定

  • 32番人気の58倍

レーティング:2026年時点6月15日時点で、大阪杯時点で120ポンド22位

日本馬同率2位128

  • フォーエバーヤング(ダート)
  • マスカレードボール(芝)

メイショウタバルは凱旋門賞でも圏外かダークホース的立ち位置の存在になっている事がわかります。

メイショウタバルは現時点でブックメーカー評価や海外レーティングを見る限り、優勝候補というよりダークホース級の立ち位置と言えそうです。

ただし、宝塚記念連覇で見せた持続力や先行力は欧州競馬でも武器になる可能性があり、前哨戦の内容次第では評価が大きく変わる余地を残しています。

メイショウタバルの凱旋門賞での勝算は?

メイショウタバルが凱旋門賞で勝てる勝算としては3つほど挙げられるのではないでしょうか?見ていきます。

勝算① 逃げて押し切る持続力

メイショウタバルの勝算その1。逃げて押し切る持続力。言わずもがなメイショウタバルは2025年の宝塚記念を逃げて優勝。更に2026年の連覇はコスモキュランダを少し先に見ての2番手からの押し切り勝ちをしています。

大阪杯では、スピード決着だと負けると言われていて、実際にクロワデュノールに負けたものの、落鉄ありのほぼ着差なしの1分57秒7のタイムで2着になっています。

先行力に更に磨きがかかっているのは良い材料です。

勝算② 欧州馬場への適性が期待される血統

メイショウタバルの血統ですが、次のようになっています。

jbis

参照元:jbis

曽祖父にサンデーサイレンス、祖父ステイゴールド、父、ゴールドシップ(菊花賞、有馬記念などG16勝)という血統。祖父のステイゴールドは凱旋門賞2年連続2着の実績をもつオルフェーヴルを排出しています。

ゴールドシップスタミナや血統背景をみても申し分ないのがわかります。

勝算③海外競馬の経験値

メイショウタバルは2025年にドバイターフ(1800m)に出走しています。結果は残念ながら2馬身以内の5着でした。

ただ、当時は重馬場で初海外のドバイという事もあり、仕方なかったのかもといった内容でした。ちなみに勝ち馬は日本馬のソウルラッシュ(マイルCS覇者)でした。

初海外の経験値を得て、それなりの着差だった事を踏まえても次につながる内容ではありました。

メイショウタバルの凱旋門賞での不安要素

次に、メイショウタバルが凱旋門賞での不安要素についてまとめてみました。

凱旋門賞の2400mの距離

メイショウタバルの最大の不安要素は距離の2400mでしょう。

メイショウタバルの2400m以上の競走成績を見ると次のようになっています。

  • 2024年菊花賞:16着
  • 2025年有馬記念:13着

2400m以上では明らかに距離適性がないように見受けられます。

重馬場への対応

メイショウタバルといえば、雨が降った方が良いと言われていましたが、2025年のドバイターフでは、石橋調教師から「馬場の重さ」を指摘されていました。(ちなみに芝の状況は「良」でした。)日本と海外では芝の質が若干違う事からも、メイショウタバルが凱旋門賞の芝に適応できるかが鍵になってきます。

ジュウリョクピエロが仮に凱旋門賞に出走するならという事で、コチラもご覧ください↓

海外遠征の経験不足

メイショウタバルはドバイターフに出走していますが、現在は日本でのG1を2勝してますが、海外では0-0-0-1の5着1回になっています。

ドバイと凱旋門賞でも馬場が違ってきます。

  • ドバイ:クッション性の高い平坦な砂・洋芝
  • ロンシャン:高低差と起伏があり、雨で重くなりやすい洋芝

メイショウタバルは言わずもがな、雨で好走していますが、ロンシャンではあの馬場全適正のオルフェーヴルですら負ける馬場でした。メイショウタバルも実際に走ってみないとどうなるかわからないのが現状です。

欧州トップクラスとの対戦経験

メイショウタバルは日本では有数のG1馬です。しかし、欧州の強豪との戦いの経験がありません。

また、2025年の凱旋門賞に出走したクロワデュノールでさえ折り合いを欠いて14着に破れています。

最低でも凱旋門賞に登録予定のあるダリズ、ミニーホーク 、ダイヤモンドネックレス、ンヴェヌートチェッリーニ、コンスティテューションリバー等に前哨戦で善戦する力を見せておかないといけないでしょう。

メイショウタバルの気性のムラっけ

メイショウタバルについて主戦ジョッキーの武さんは次のように解説しています。

(気性の)難しいところがありますよね。途中からかかりました

2025年の有馬記念のコメントより

2026年の宝塚記念を優勝しましたが、テレビ中継を見ていると少し力んでいるようにも見えなくありませんでした。いつもの武さんを見ているからこそ、バランスを取りながら騎乗しているのは感じました。

優勝後のコメントでは、掛かったというようなコメントはありませんでしたが、サイレンススズカやスペシャルウィークなどの騎乗と比較すると個人的には力みが勝っているのかなという印象はあります。

凱旋門賞でもこの気性のムラが発動しないとも限りません。

では、ここまでを踏まえて、メイショウタバルが凱旋門賞で勝つにはどういった条件が必要になってくるかもみていきましょう。

メイショウタバルが凱旋門賞を勝つための条件

メイショウタバルが凱旋門賞で勝つための条件として4つの条件が重なる必要があると考えられます。

馬場状態と馬場適性の確認

メイショウタバルはスピード競馬にも対応できるスピードがあると大阪杯で確認できました。しかし、凱旋門賞の馬場傾向をみると7年連続で稍重以上で、ほぼ重状態でした。

ロンシャンの雨でどれくらいのパワーが必要になるか不明なため、日本の馬場状態に限りなく近くなるには良が必須だと考えられます。

自分のペースで逃げや先行ができる事

凱旋門賞に限らずですが内側は閉められて中に閉じ込められる可能性があります。出遅れる事なく4、5番くらいのゲートからスムーズに先行〜逃げをする事が必須と考えられます。

メイショウタバルの差し競馬の成績

2歳戦の3戦で1-0-0-2

凱旋門賞になっていきなり差し競馬なんて大胆な事をする必要はありません。

前哨戦で結果を出すこと

メイショウタバルの勝算や勝つ可能性を見出すには、やはり前哨戦で結果を出すこと以外ありません。

ドバイは経験があるものの、ロンシャン経験がありませんからね。

輸送にしても時間差があります。

日本からの輸送時間

  • パリロンシャン競馬場:直行便でそれぞれ14〜15時間
  • ドバイへの輸送時間は:11〜12時間

ライバルとの自力や状態面の確認等も含めて、凱旋門賞に出走するライバルとある程度接戦になっておく必要があるのは大前提です。

ここである程度馬場への適性。気性のムラ具合などが良好でなければ、凱旋門賞で勝てる見込みはほぼないと考えられます。

まとめ

メイショウタバルは現時点で凱旋門賞の有力本命とまでは言えず、ダークホース的な立ち位置にあると考えられます。

宝塚記念連覇で見せた先行力と持続力、ステイゴールド系の血統背景、そして海外遠征経験は一定の評価材料となっています。

一方で、2400mという距離適性やロンシャン特有の重い馬場への対応、欧州トップクラスとの対戦経験不足など、課題も残されています。

そのため、前哨戦でどのような競馬を見せるかが大きな判断材料となるでしょう。

条件が噛み合えば上位争いに加わる可能性もあり、今後の動向次第で評価が大きく変わる一頭と言えそうです。