JRAでストライキが行われる事態になっています!競馬を愛する皆さまにとって馬券が買えなくなるのは一大事ですよね!(我当事者!)
それにしてもJRA再開はいつになるんでしょうかね?今回はJRAのストライキについてや再開はいつからになるのかについて調べまとめてみました。
※3月17日時点で18日.19日の開催の目処は立ったとの話が出ていますが、次回の開催はどうなるかはわかりません。また、交渉自体は決裂したままです。
そういった点も含めてご覧下さい。
目次
JRAでストライキの内容は?理由は厩務員の賃金体系
今週日曜日は天皇賞(春)の前哨戦 #阪神大賞典 が行われます。
— JRA-VAN公式 (@JRAVAN_info) March 15, 2023
1996年は #ナリタブライアン と #マヤノトップガン による伝説のマッチレース。年度代表馬同士の一騎打ちは、競馬史に残る名勝負の一つとして語り継がれています。 pic.twitter.com/XoJDxe8vmA
JRAで前代未聞のストライキが敢行されることとなっています。ストライキの内容を以下にまとめています。
- ストライキは3月18日の土曜日と3月19日の日曜日(2023年3月16日)
- 厩務員の新体系賃金の廃止 及び 旧体系賃金への回帰
- 2.5%の賃上げ
3月18日は春の桜花賞に向けたフラワーカップ、皐月賞の前哨戦となるスプリングステークス、天皇賞・春の前哨戦となる阪神大賞典という競馬ファンなら絶対にみたいレースがありました。(オルフェ逸走が懐かしい!w)
世界的病気がようやく落ち着きを取り戻してきた矢先の出来事で、なんとも言い難い話です。厩務員を地方競馬で経験!未経験でも可能なの?つらさや疑問を語る
ということで、争点となるのは厩務員のお金事情ということになります。私も地方ながら厩務員をしていたので、賞金が少ないという話も多く聞いていました。こういう話はJRAでもやっぱり出ていたんだな…と思っているところです。
では、一体なぜこのようなストライキが起こってしまったのかについても色々と調べてみました。
厩務員の給料体系とJRAの売り上げ
サウジC覇者パンサラッサの池田厩務員。
— マイク(藤本真育)@日刊スポーツ (@Mike_nikkan) March 1, 2023
「やりましたよ💪」
めちゃくちゃかっこよかったです。
そして、パンサラッサ誕生日おめでとう🎁 pic.twitter.com/4vpo2LtXQ3
JRAの厩務員の給料体系は、地方と変わらない内容となっています。
厩務員の給料が高過ぎなのか低いのか?仕事内容などから詳しくまとめた記事はこちらです→中央競馬の厩務員の給料や年収平均980万円は高すぎるのか低いのか?仕事の内容や地方競馬とも比較
「厩務員の収入」=「調教師(厩舎の社長)からの給料」+「担当馬がレースで勝利した時の収入(賞金の5%)
平均年収は約800万円となっています。
引用元:競馬学校
ということで、世界的な病気が蔓延していた状況でも、変わらない給料体系だったでしょう。
では、厩務員の給料体系は一切変わらないようですが、JRAの売り上げはどうなっているのでしょうか?
過去5年くらいまでを見てみましょう。
2018年 | 2兆7950億830万4000円 |
2019年 | 2兆8817億8866万1700円 |
2020年 | 2兆9834億5587万2000円 |
2021年 | 3兆911億1202万5800円 |
2022年 | 3兆2539億707万6200円 |
ということで驚くことなかれ!世界的な病気が蔓延していたにも関わらず、JRAの売り上げは過去2018年〜2022年は右肩上がり!馬券自体はネット投票で買えるということもあるので、外出できない人が購入していたと考えられます。
対する厩務員の給料は競走馬が活躍してナンボの世界です。私も精魂かけて競走馬を育ててきました。その競走馬を世界的な病気で出走できなくなれば、収入も減ってしまいます。
それにも関わらず、JRAは売り上げが上がってがっぽり儲けちゃってます。これはいくらなんでも厩務員さんも怒りのストライキになるってもんですよ
ちなみにということで、地方競馬の例を次に紹介しておきます。
厩務員側が求める給料体制2.5%賃上げ以外の事例
けさのソダシです。
— 太田尚樹 日刊スポーツ (@nikkan_ota) March 9, 2023
昨日9日に栗東トレセンへ帰ってきて、今日から調整を再開しました。
「落ち着いているのがいい」と今浪厩務員。
順調そうで何よりです。 pic.twitter.com/d1fiYTvfTe
ストライキで厩務員側が求める給料体制ですが、2.5%ほど賃上げとなっていますが、地方競馬では次のようなものもありました。
引き馬手当(パドックで引いてもらうこと。確か3000円だったような記憶)スズメの涙w
自分の担当馬がレースで被ると他の人に洗う事もしてもらっていたので、バイト賃に出すのでプラスマイナス0になることも。
地方特有のものかもしれませんが、ジョッキーにもレースの手当があるということを考えると、厩務員側もこの出走手当を付与するという事も、今後のストライキ案に入ればいいかなとも思います。
どうなるのかは競馬ファン(元厩務員)としても、今後も注目するところです。
ただ、このJRAのストライキがいつまでも続いてしまえば、売り上げが落ちてしまうのでJRAも避けたいところ。ということで、再開はいつからになるのでしょうか?
JRAの再開はいつから?いつまで続く?
3月19日に中山競馬場で行われるスプリングステークス(3歳・GII・芝1800m)。
— -勝利の方程式- holiday中央競馬 / JRA・交流重賞専用の情報交換・馬券予想チャット (@LineJra) March 10, 2023
現時点では、デイリー杯2歳Sの覇者オールパルフェや中山で2連勝中のメタルスピード、水仙賞を1番人気に応えて制したハウゼなど15頭が登録を予… https://t.co/91hu5zsJjL
JRAの再開はいつからでいつまで続くのか…JRAでは過去に同じように1度のみ賃上げ交渉ということでストライキが行われた事がありました。
1960年:1月27日ストライキが敢行→2月27日に解決
全国競馬労働組合と関東調教師会での協議
この時は、厩務員ではなく調教師との間でストライキが行われています。当時のストライキの期間は、なんと1ヶ月間というものでした!
今回の2023年3月15日に発表されたJRAのストライキは過去の事例から鑑みると最大で1ヶ月もかかる可能性があると考えられそうです!
競馬ファンなら、えっ!?と思いましたよね?そう春シーズンといえば、先ほども少し触れましたが牡馬三冠や牝馬三冠、春の天皇賞や大阪杯と目白押しのシーズン。
ストライキによって日程がどうなるのか?も気になるところです。
JRAのストライキで開催日程はどうなるのか?
#オールパルフェ 単走で力強い走り、和田雄師「息遣いもしゃきっとしてきた」/スプリングS #keiba #競馬 #pog https://t.co/FCF9P7mCyi
— 日刊スポーツ 極ウマ@新極ウマは地方競馬情報充実 (@goku_uma) March 15, 2023
JRAのストライキで皐月賞や桜花賞、そして対象レースであったスプリングステークスや阪神大賞典はどうなるのか?
1971年にストライキと馬インフルエンザが流行っていた時がありました。この時は、厩務員のストライキによって競走馬のトレーニングもなくなり、競走馬を出走させるという事がなくなりました。
とはいっても、競争日程・スケジュールがずれ込んだだけで開催される事になりました。
この影響で当時は4月に開催された桜花賞が5月。オークスが6月から7月にという真夏に開催されるという事態になりました!(夏に強い牝馬がダービー出走なんかしてくれば買いですね!w)
という感じで、過去に行われたストライキがズレこんだ時期に合わせて日程も同じようにずれ込んでいくという事がわかります!
なので、馬券を買っている人は、ストライキの時期がズレ込めばズレこむほど、例年に比べて考える事が増えるという事になりそうです!