VIVANTのBL展開は今後どうなる?チョッキー・リュウ以外の男性同士にも広がる?
『VIVANT』を見ていて、「あれ?これってBL展開なの?」と思った方もいるのではないでしょうか。
第2シーズンでは、チョッキーが新庄への気持ちを「愛してる」と明かしたほか、リュウから野崎への愛情も描かれました。
一方で、『VIVANT』には恋愛だけではなく、家族愛や友情、仲間を思う気持ちも登場します。
では、なぜ男性同士の感情がこれほど描かれているのでしょうか。
さらに、チョッキーを演じるOHMにはタイBLドラマへの出演経験があり、『VIVANT』の物語にもタイが登場します。
この記事では、まず『VIVANT』がどのような作品なのかを確認します。
そのうえで、チョッキーと新庄、リュウと野崎の描写や、ほかの男性同士の関係を見ながら、『VIVANT』のBL展開がどのようになっていくのかを考えていきます。
目次
VIVANTはそもそもBLドラマではない
『VIVANT』は、男性同士の恋愛を中心に描くBLドラマではありません。
乃木憂助を中心に、別班や公安、テントなどが絡み合うサスペンス・アクション作品です。
ただし、物語の中では「愛」が重要なテーマの一つとして描かれています。
VIVANTはBLドラマではなくサスペンス・アクション作品
『VIVANT』では、誰が味方なのか分からない状況の中で、登場人物がそれぞれの目的を持って動いています。
第2シーズンでも、別班員の救出やシンシーへの潜入など、物語の中心にあるのはサスペンスやアクションです。
そのため、男性同士の恋愛が作品全体の中心になっているわけではありません。
VIVANTでは「愛」がさまざまな形で描かれている
飯田和孝プロデューサーは、第2シーズン第17話について、作品の根底にあるのは「人との繋がり」であり「愛情」の部分だと説明しています。
第17話では「仲間、友への愛」が描かれ、乃木が黒須を思う場面や、長野が熊谷を思う場面、ノコルが兄である乃木を思う場面などが挙げられています。
つまり、『VIVANT』で描かれる「愛」は、恋愛だけではありません。
このことを踏まえると、男性同士の感情が描かれたからといって、すべてをBLとして見る必要はないことが分かります。
VIVANTのBL展開につながったチョッキーと新庄
『VIVANT』で男性同士の恋愛感情が明確に描かれたのが、チョッキーと新庄です。
ここでは、2人の間で何が描かれたのかを見ていきます。
話題になったチョッキーについて▼
チョッキーが新庄への愛を明かす
第13話で、チョッキーが新庄を助けていた理由が明らかになりました。
乃木から「なぜ新庄を助けたのか」と問われたチョッキーは、「愛してるからよ」と答え、テントの講習を一緒に受けたときから新庄を好きだったと明かしています。
これは視聴者が2人の関係を想像したものではなく、チョッキー本人が自分の気持ちを言葉にした場面です。
そのため、チョッキーから新庄への感情については、作中で恋愛感情が明確に描かれています。
新庄の生存で2人の関係が再び描かれる
その後、新庄は死亡したと思われていましたが、第18話で生存していることが判明します。
チョッキーは新庄との再会を喜び、乃木たちとともに別班員の奪還作戦にも加わりました。TBSも第18話で、乃木、ノコル、チョッキーが別班奪還作戦に向かうチームとして描かれていることを紹介しています。
チョッキーと新庄については、単に過去の告白で終わったわけではありません。
第18話で再び2人が同じ物語の中に戻ってきたことが、今後の描写につながるポイントになります。
チョッキーと新庄とは別に、男性同士の恋愛感情が描かれているのがリュウと野崎です。
リュウは野崎への思いを愛情に変えていった
リュウ・ミンシュエンは、5年前に北京の日本大使館で野崎のもとで活動していたエージェントです。
当初は野崎を慕っていましたが、その思いは次第に愛情へと変化しました。
野崎に認められたいという気持ちから危険な潜入捜査を行い、その後、死亡したと思われていたリュウがシンシーの一員として野崎の前に現れます。
リュウと野崎はチョッキーと新庄とは違う
チョッキーの場合は、新庄への「愛してる」「ずっと好きだった」という言葉が直接描かれました。
一方、リュウについては、野崎を慕う気持ちが愛情へ変化していったことが描かれています。
さらに第16話では、リュウが野崎に「私に、嘘はつかないで」と感情をぶつける場面もあり、2人の過去が現在の物語に大きく影響しています。
そのため、チョッキーと新庄、リュウと野崎は、どちらも男性同士の恋愛感情が描かれていますが、関係ができた経緯や現在の立場は異なります。
VIVANTにはBLではない男性同士の愛も描かれている
『VIVANT』では、恋愛とは別の形で男性同士の強い感情も描かれています。
ここを分けて考えることで、作品の「BL要素」がどこまでなのかも見えやすくなります。
乃木と黒須には仲間としての強い結びつきがある
第17話では、乃木が黒須を思う場面が描かれています。
飯田プロデューサーは、乃木が黒須を「弟分」として思う気持ちを挙げ、第17話の「仲間、友への愛」の一つとして説明しています。
ここで描かれているのは、男性同士の恋愛ではなく、仲間や友人を思う感情です。
乃木とノコルには兄弟としての愛情がある
乃木とノコルは兄弟です。
第18話では、TBSが2人について「血のつながり以上の愛を持って結束する二人」と表現しています。
この「愛」は恋愛ではなく、兄弟としての結びつきを指しています。
そのため、乃木とノコルの関係をBLとして扱うのは適切ではありません。
野崎とチンギスには強い信頼関係がある
野崎とチンギスも、物語の中で強い信頼関係を築いています。
チンギスは第2シーズンでも野崎から信頼される存在として描かれており、野崎が重要な場面でチンギスに託す場面もあります。
ただし、ここにも恋愛感情が描かれているわけではありません。
長野と熊谷にも仲間を思う気持ちがある
第17話では、長野が熊谷を助けたいと思う場面が描かれています。
飯田プロデューサーも、長野が熊谷を思うシーンを「仲間、友への愛」の一つとして説明しています。
こちらも恋愛ではなく、任務をともにした仲間への思いです。
VIVANTのBL要素はどこまで本編で描かれている?
ここまでを見ると、『VIVANT』には男性同士のさまざまな関係があります。
ただし、恋愛として描かれているものと、友情や兄弟愛、仲間への思いは分けて考える必要があります。
恋愛感情が明確なのはチョッキー→新庄とリュウ→野崎
作中では、チョッキーから新庄への恋愛感情が明確に描かれています。
また、リュウについても野崎への思いが愛情へ変化したことが描かれています。
一方、乃木と黒須、乃木とノコル、野崎とチンギス、長野と熊谷については、仲間、兄弟、友人など、それぞれ異なる関係として描かれています。
男性同士の強い感情がすべてBLになるわけではない
『VIVANT』では「愛」という言葉が恋愛以外にも使われています。
そのため、男性同士で相手を大切にしたり、守ろうとしたりする描写だけを取り上げて、すべてBLとして考えることはできません。
今回のBL展開を考えるうえでは、作中で恋愛感情が明確に示されているチョッキーと新庄、リュウと野崎を中心に見るのが分かりやすいでしょう。
VIVANTとタイBLにはどんなつながりがある?
ここで関係してくるのが、チョッキーを演じるOHMです。
OHMはタイで活動する俳優で、過去にはタイBLドラマ『I Will Knock You』にも出演しています。
さらに、『VIVANT』第2シーズンではタイが物語の舞台となり、チョッキー自身もタイの大富豪として登場しています。
チョッキー役のOHMはタイBLドラマに出演していた
OHMが出演した『I Will Knock You』は、2022年から2023年にかけて放送されたタイBLドラマです。
そのため、チョッキーと新庄の関係を見たときに、OHMのこれまでの出演作品を知っている人であれば、タイBLとのつながりを意識することもできます。
ただし、OHMがタイBL作品に出演していたことだけを理由に、『VIVANT』がBLドラマになると判断することはできません。
VIVANTではタイが物語の舞台になっている
第2シーズンでは、新庄がタイへ逃亡し、チョッキーのもとに身を寄せる展開が描かれました。
さらに第18話では、チョッキーが乃木たちと別班員の奪還作戦に参加しています。
そのため、タイは単なる撮影地や出演者の出身地というだけではなく、物語にも関わっています。
タイBLでは2人の関係そのものを描く作品がある
タイBLには、男性同士の恋愛を題材にし、2人が出会ってから関係を深めていく過程を描く作品があります。
そのため、タイBLを参考にする場合のポイントは、単純に男性同士の恋愛を入れることだけではありません。
2人の距離がどのように変化するのかを描くことも重要になります。
VIVANTのBL展開は今後どうなる?
ここからは、これまでに描かれた内容をもとに考えていきます。
チョッキーと新庄は再会後にどのような関係になる?
チョッキーはすでに新庄への恋愛感情を明かしています。
そして第18話では、新庄の生存が判明し、2人は再び同じ場面に登場しました。
そのため、これから重要になるのは、チョッキーが新庄を好きだという事実そのものよりも、再会した2人がどのようなやり取りをするのかでしょう。
リュウと野崎は愛情と対立がどう描かれる?
リュウと野崎は、チョッキーと新庄とは違い、現在は敵対する立場にあります。
リュウは野崎への愛情を持ちながらシンシーの一員として野崎の前に現れました。
そのため、2人については単純に恋愛関係が進展するというより、愛情と対立が同時に描かれる可能性があります。
男性同士の「愛」はさらに物語に関わる?
『VIVANT』では、恋愛、家族愛、友情、仲間への思いなど、さまざまな形の「愛」が登場しています。
第17話について飯田プロデューサーが「仲間、友への愛」を挙げていることからも、愛情そのものが作品の重要な要素になっていることが分かります。
そのため、男性同士の恋愛だけを増やすのではなく、さまざまな人間関係の中で「愛」が物語を動かす展開は考えられます。
タイBLのように男性同士の関係を長く描く展開になる?
ここは現時点では予想です。
タイBLのように、2人の距離が変化していく過程を丁寧に描く方法が取り入れられるなら、チョッキーと新庄、リュウと野崎の関係も、会話や行動を通して変化を見せる展開が考えられます。
ただし、『VIVANT』の中心はあくまでサスペンス・アクションです。
そのため、作品全体がBLドラマになるというより、現在の物語の中で男性同士の関係がさらに深く描かれる形のほうが、これまでの作品の作り方には合っています。
VIVANTのBL展開はタイBLの影響を受ける?
チョッキー役のOHMがタイBLドラマに出演していたことは、確かに一つの材料です。
しかし、それだけで『VIVANT』の展開がタイBLの影響を受けると断定することはできません。
一方で、『VIVANT』にはタイを舞台にした展開があり、そこにタイ出身の俳優OHMが出演しています。
さらに、チョッキーと新庄、リュウと野崎という、男性同士の恋愛感情を持つ人物も登場しています。
そのため、今後の展開を見るときには、タイBLそのものになるのかではなく、『VIVANT』の物語の中で男性同士の恋愛や愛情がどこまで描かれるのかを見るほうが分かりやすいでしょう。
まとめ|VIVANTのBL展開は今後どうなる?
『VIVANT』はBLドラマではなく、乃木を中心としたサスペンス・アクション作品です。
ただし、第2シーズンでは男性同士の恋愛感情が明確に描かれています。
チョッキーは新庄への気持ちを「愛してる」と明かし、リュウについても野崎への思いが愛情へ変化したことが描かれました。
一方で、乃木と黒須、乃木とノコル、野崎とチンギス、長野と熊谷には、それぞれ仲間、兄弟、信頼関係など異なる形のつながりがあります。
つまり、『VIVANT』に登場する男性同士の強い感情が、すべてBLというわけではありません。
また、チョッキー役のOHMにはタイBLドラマへの出演経験があり、物語にもタイが登場しています。
第18話で新庄が生存していることが判明し、チョッキーとの関係も再び描かれました。リュウと野崎も、愛情を抱えながら敵対するという複雑な関係にあります。
そのため、VIVANTのBL展開は、作品そのものがBLドラマになるかどうかより、男性同士の恋愛や愛情が物語の中でどこまで描かれていくのかを見ることがポイントになりそうです。


