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れいわローテーションとは制度として可能?仕組みや内容はどうなっているのかをわかりやすく解説【公職選挙法】

れいわローテーションとは?

山本太郎さんが”れいわローテーション”を謳(うた)っていますが、この”れいわローテーション”は制度として可能なのか?

れいわローテーションは仕組みとして可能なのかを比例代表の仕組み(制度)からわかりやすくまとめてみました。

れいわローテーションとは?仕組みや内容(概要)

れいわローテーションとは、水道橋博士(元たけし軍団で芸人)さんが心身の体調不良が元で議員を辞めざるを得なくなり、代わりの議員を入れる為に考えついた施策です。

れいわローテーションの内容を簡単にまとめると次のようになります。

比例代表で立候補した人が、水道橋博士さんの代わりとして1年ごとに交代して職務をする

ということになります。

このれいわローテーションが行われた場合、次の方々が水道橋博士さんの代わりを務めることになります。

  • 元参院議員・大島九州男
  • 長谷川羽衣子(ういこ)
  • 辻恵
  • 蓮池透
  • 依田花蓮

どんな方なのかをわかりやすく顔画像と共に貼り付けておきました。

という感じで、この上の方々が1年ごとに水道橋博士の代わりとなって仕事を行うということになります。

でも、この”れいわローテーション”は公職選挙法に抵触していないのか?ということが疑問に残りますよね?ということで、この点についても調べてみました。

れいわローテーションは公職選挙法に違反していないのか?

れいわローテーション公職選挙法に違反していないのか?ということですが、公職選挙法では次のようになるようです。

公職選挙法では、比例選選出議員が辞職した場合、所属政党の比例名簿の次点が繰り上げ当選となる

引用元:読売新聞

ということで、この例を見る限りでは違反していないように見える。

実際に令和3年に、れいわローテーションを謳(うた)った山本太郎さんが辞職。その後、櫛渕万里(くしぶち まり)さんが繰上補充で当選していたりします。

なので、れいわローテーション自体は公職選挙法に違反していないということがはっきりとわかります。

では、この”れいわローテーション”は何が問題になっているのか?ということです。

先ほどの、れいわローテーションの概略をもう一度みてみましょう。

比例代表で立候補した人が、水道橋博士さんの代わりとして”1年ごとに交代して”職務をする

水道橋博士は病気ということで辞職をしますが、今後出てくる方は何の理由があるという訳でもなく、1年ごとに辞めて欠員という理由で繰上当選するという形をとっていくのです。

それにしても、なぜ水道橋博士の次の繰上候補者の大島九州男さんだけで残りの任期を任せようとしなかったのか?

れいわローテーションの施策をとった理由は?山本太郎談

山本太郎さんは、れいわローテーションをメディアに伝えた時に次のようなことも言っています。

「残り任期を有効に活用する。(議席の)私物化というよりか、最大限票を生かす試みだ」

引用元:JIJI.com

最大限票を生かす試み

この言葉から、山本太郎さんが国民一人一人の一票を大事にしているということが伺えませんか?

山本太郎さんは国会で怒りを露わにして国民の為に政治家と戦っています。

国会で、ここまで熱くなっている人間が果たしているでしょうか?それくらい国民の事を考えているという事です。

ということは、次のような事が考えられないでしょうか?

有権者の人は、この人に投票しよう!ということで選挙に行っていると思います。(政党に入れる場合は別)ですが、結局のところ議席の関係で投票した人が落選してしまったという経験があるでしょう。

投票した人からすれば、「この人に投票しよう!」としたにも関わらず党に票が入ってしまったら残念ですよね。

だとすれば、投票した人の気持ちとしては、票を無駄にせずに少しでも自分の気持ちを尊重してくれた方が嬉しいですよね?

要するに、国民の一票を無駄にしないという意図がうかがえるという事です。

なので、こういう考えのもとで、山本太郎さんは”れいわローテーション”を発動したと考えられます。

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