山本太郎さんが”れいわローテーション”を謳(うた)っていますが、この”れいわローテーション”は制度として可能なのか?
れいわローテーションは仕組みとして可能なのかを比例代表の仕組み(制度)からわかりやすくまとめてみました。
れいわローテーションとは?仕組みや内容(概要)
れいわローテーションとは、水道橋博士(元たけし軍団で芸人)さんが心身の体調不良が元で議員を辞めざるを得なくなり、代わりの議員を入れる為に考えついた施策です。
れいわローテーションの内容を簡単にまとめると次のようになります。
比例代表で立候補した人が、水道橋博士さんの代わりとして1年ごとに交代して職務をする
ということになります。
このれいわローテーションが行われた場合、次の方々が水道橋博士さんの代わりを務めることになります。
- 元参院議員・大島九州男
- 長谷川羽衣子(ういこ)
- 辻恵
- 蓮池透
- 依田花蓮
どんな方なのかをわかりやすく顔画像と共に貼り付けておきました。
池内了委員長「県民の安全に資するための検証、柏崎刈羽原発について何も触れない総括はおかしい」
— 蓮池透 (@1955Toru) January 14, 2023
県「県が金を出している委員会だから、県に従うのは当然」
どちらが県民に寄り添っている?#開かれない検証総括委員会
筋書き通りに進む柏崎刈羽原発の今夏再稼働 foomii https://t.co/UjIZxhQlsg
という感じで、この上の方々が1年ごとに水道橋博士の代わりとなって仕事を行うということになります。
でも、この”れいわローテーション”は公職選挙法に抵触していないのか?ということが疑問に残りますよね?ということで、この点についても調べてみました。
れいわローテーションは公職選挙法に違反していないのか?
【山本太郎】「れいわローテーション」に与野党幹部から疑問の声…「違和感ある」「制度の悪用」 https://t.co/OAqRsVrnBJ
— News Everyday (@24newseveryday) January 16, 2023
れいわローテーション公職選挙法に違反していないのか?ということですが、公職選挙法では次のようになるようです。
公職選挙法では、比例選選出議員が辞職した場合、所属政党の比例名簿の次点が繰り上げ当選となる
引用元:読売新聞
ということで、この例を見る限りでは違反していないように見える。
実際に令和3年に、れいわローテーションを謳(うた)った山本太郎さんが辞職。その後、櫛渕万里(くしぶち まり)さんが繰上補充で当選していたりします。
なので、れいわローテーション自体は公職選挙法に違反していないということがはっきりとわかります。
では、この”れいわローテーション”は何が問題になっているのか?ということです。
先ほどの、れいわローテーションの概略をもう一度みてみましょう。
比例代表で立候補した人が、水道橋博士さんの代わりとして”1年ごとに交代して”職務をする
水道橋博士は病気ということで辞職をしますが、今後出てくる方は何の理由があるという訳でもなく、1年ごとに辞めて、欠員という理由で繰上当選するという形をとっていくのです。
それにしても、なぜ水道橋博士の次の繰上候補者の大島九州男さんだけで残りの任期を任せようとしなかったのか?
れいわローテーションの施策をとった理由は?山本太郎談
山本太郎さんは、れいわローテーションをメディアに伝えた時に次のようなことも言っています。
「残り任期を有効に活用する。(議席の)私物化というよりか、最大限票を生かす試みだ」
引用元:JIJI.com
”最大限票を生かす試み”
この言葉から、山本太郎さんが国民一人一人の一票を大事にしているということが伺えませんか?
山本太郎さんは国会で怒りを露わにして国民の為に政治家と戦っています。
#れいわ新選組 #山本太郎 怒りの雄たけび
— Yab. – Power to the People! -(反戦・反核・反原発) (@YabRock) January 16, 2023
自民公明は、少数会派を排除するな
発言権を奪うな
~中略~
消費税を減税しろ#一律給付 をしろ
この行動から、そろそろ1年か…
政府が何も変わらないのが腹立たしい#二回目の現金一律給付金を求めます #Twitter一揆20230116pic.twitter.com/RePJ8C2Le7
国会で、ここまで熱くなっている人間が果たしているでしょうか?れいわに票を入れた人に対して最大限
国会で、ここまで熱くなっている人間が果たしているでしょうか?それくらい国民の事を考えているという事です。
ということは、次のような事が考えられないでしょうか?
有権者の人は、この人に投票しよう!ということで選挙に行っていると思います。(政党に入れる場合は別)ですが、結局のところ議席の関係で投票した人が落選してしまったという経験があるでしょう。
投票した人からすれば、「この人に投票しよう!」としたにも関わらず党に票が入ってしまったら残念ですよね。
だとすれば、投票した人の気持ちとしては、票を無駄にせずに少しでも自分の気持ちを尊重してくれた方が嬉しいですよね?
要するに、国民の一票を無駄にしないという意図がうかがえるという事です。
なので、こういう考えのもとで、山本太郎さんは”れいわローテーション”を発動したと考えられます。