ラーズ・ヌートバー選手はハーフで日本国籍を有していて、WBCへの出場資格を持っています。しかし、ヌートバー選手の成績を普通に見ると、どうにもこうにも日本代表に選ばれたのかわかりません。
しかし、ヌートバー選手についてよく調べてみると、なぜ日本代表に選ばれたのかについて理由が見えてきました!
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ヌートバーはなぜ日本代表に選ばれた?そもそもの話
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— 五輪生(iwao) (@NIwJ5vwLxxtzrg7) March 9, 2023
ヌートバー選手はWBCの日本代表で活躍する傍ら、どう見ても外国の人のように見えます。また、そもそも話している日本語も流暢ではありません。
ところが、ヌートバー選手について調べてみると、アメリカ人の父親を持ち、日本人の母親を持っています。そして、WBCに出場できる選手について調べてみるとルール上次のようなことが書いてあります。
- 当該国の国籍を持っている→アメリカ?
- 当該国の永住資格を持っている→アメリカ?
- 親のどちらかが当該国の国籍を持っている→母親は埼玉県出身
- 生まれ→アメリカ
- 当該国の国籍またはパスポートの取得資格がある
- 過去のWBCで当該国の最終ロースターに登録されたことがある→なし?
この中の親のどちらかが当該国の国籍を持っているの項目で、”母親が日本の埼玉出身”ということを書いています。なので、このWBCのルール”親のどちらかが当該国の国籍(日本)を持っていることで、日本代表として選ばれることが可能となっています。(二重国籍だとしたら、そもそもどちらでも可能になるかもしれないですが、日本を選んでくれて嬉しいですね!)
ですが、このヌートバー選手は成績的に見て日本代表に選ばれる実力なのでしょうか?
現在はWBCで大活躍しているので文句のつけようがありませんが、成績的にはどれくらいなのでしょうか?
ヌートバーの成績はカージナルス2年目でもあれが凄い
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— Tim Hacala 🇺🇸 (@timhacala) March 8, 2023
ヌートバー選手の成績について調べてみると次のようなことが発覚しました!
2023年時点でメジャーリーガーも2年目。
MLB通算打率:.231 本塁打14本 四球51 打点40 長打率.448 出塁率.340 OPS.769
OPSは出塁率+長打率
ということで、日本なら打率.231とかならいくらでもいるんじゃないの?と思うかもしれません。なので、現時点のWBC日本代表の外野手の成績と比べて見てみましょう。
近藤健介 日本通算打率:.307 本塁打52本 四球14 打点446 長打率.434 出塁率.413 OPS.847
吉田正尚 日本通算打率:.327 本塁打133本 四球421 打点467 長打率.539 出塁率.421 OPS.960
周東佑京 日本通算打率:.247 本塁打10本 四球60 打点53 長打率.331 出塁率.299 OPS.630
鈴木誠也 日本通算打率:.315 本塁打182本 四球486 打点562 長打率.570 出塁率.414 OPS.984
通算成績が少ないため一概に比較することは難しいですが、以上のような結果から、2年目にして打撃の向上が見られるということと、OPSという評価基準からも今回のWBCに選ばれた選手にひけをとらない成績を残しているということがわかります。
成績面でいうと上記のようなことが言えますが、他の面でもヌートバー選手が日本代表として選ばれる理由もありそうなのです。
ヌートバーが日本代表に選ばれた理由はアメリカ経験と元気
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— Sports語る亭 (@Premier_MLB) March 10, 2023
マジで最高や#侍ジャパン#LarsNootbaar pic.twitter.com/KqKrZeS5Et
ヌートバー選手が日本代表に選ばれた理由の2つ目として、カージナルスという本場アメリカでの経験があるということ。
ちなみにヌートバー選手は2022年に108打席という出場機会を得ているほど、カージナルで有望株ということがみてとれます。
なので、優勝を掻っ攫おうとしているアメリカのドリームチームの選手の癖や雰囲気というものを日本代表に直に伝えることができると考えられます。(悪く言えばスパイ的?な感じw)
実際にプレーしている選手と見ている選手では、独特の球の軌道とかありますからね!そういうプレーをした時の感覚をヌートバー選手は日本代表に教えることができるといえます。
また、ヌートバー選手といえば、今の日本代表の元気印的な存在にもなっていますよね!また、韓国代表からデッドボールを受けて睨み返すという、日本人の血よりもアメリカの血で韓国を脅してくれるという存在にもなっています!(因縁の韓国相手にこの存在はデカすぎますよね!)
さらに、ニュースなどでも流れていますが日本代表の元気印!下の映像をご覧ください!
Tacchan.a.k.a Lars Taylor=Tatsuji Nootbaar
— Sports語る亭 (@Premier_MLB) March 10, 2023
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という感じで、鈴木誠也選手が来れなくなった以上、アメリカで活躍するメジャーリーガーで参戦できるとなればヌートバー選手しかいなくなるということになるわけです。
だから、ヌートバー選手が日本代表に選ばれたと考えるのが妥当なのです!
!ヌートバーはなぜ日本代表に選ばれた?【まとめ】
ヌートバー選手がなぜ日本代表に選ばれたのかは、そもそもの話としてWBCのルールの規定内ということ。そして、そのルール内だったとしても選ばれる理由としては次のようなことが考えられます。
2023年に出場できたWBC戦士の中で、.OPSは上位クラスに入る
アメリカの経験が浅いながらも2022年は108試合に出場し、カージナルスの有望株
アメリカのドリームチームを撃破するためのスパイ要員。(言い過ぎか)
韓国を威嚇する選手(これも言い過ぎかw)
という感じで(下1つは棚からぼたもち的な意味)、日本代表に選ばれたということが考えられそうです。ともあれ、このまま日本代表で活躍しメジャーリーグである程度成績を残せば逆輸入で日本の球団に所属する未来もあるかもしれませんね!