5月30日放送のAbemaTV『AbemaPrime』で、川崎殺傷事件に対するコメントで批判を浴びてしまった藤田孝典さん。この藤田孝典さんが「一人で死ね」というネットユーザーへのコメントへ、「言葉を選んでほしい」と言って批判されています。
なぜ、藤田孝典に批判が集まってしまったのでしょうか?
藤田孝典さんへの批判内容や、藤田孝典さん自身の経歴、学歴などについて迫っていきます!
目次
藤田孝典に批判!
藤田孝典さんに批判が集まっていたニュースです。
川崎市で起きた19人殺傷事件。29日に行われた家宅捜索で押収された私物の中にはスマホやパソコンはなく、長きにわたりひきこもりがちだった岩崎容疑者の姿も次第に明らかになってきている。
他方、無関係な子どもや保護者を狙った理不尽さや、犯行直後に岩崎隆一容疑者が自殺していることから、多くの人が怒りを覚え、「他人を巻き込むな」「死にたいなら1人で死ね」といった声がネット上に書き込まれている。臨床心理学が専門の明星大学の藤井靖准教授も、“1人で死ねよ“という発言が、他者を巻き込んでの「拡大自殺」を助長する懸念を示しているが、容疑者に対する厳しい意見は絶えない。
そんな風潮に対し、Yahoo!ニュース個人に執筆した記事で「人間は原則として、自分が大事にされていなければ、他者を大事に思いやることはできない」「メッセージを受け取った犯人と同様の思いを持つ人物は、これらの言葉から何を受け取るだろうか。凶行が繰り返されないように、他者への言葉の発信や想いの伝え方に注意を頂きたい」などと警鐘を鳴らしたのが、NPO法人「ほっとプラス」の藤田孝典代表理事だ。
川崎19人殺傷、”一人で死ね”論は正しいのか?問題提起した藤田孝典氏「言葉を選んでほしい」
藤田氏の記事はYahoo! Japanのトップページにも掲載されて論争を巻き起こし、教育評論家の尾木直樹氏が「“1人で自殺してくれ“的な発言で、加害者同様の孤立状態の人を絶望に追い込み、同様の事件の連鎖を生む可能性が高くなる」と賛意を示した一方、文筆家の古谷経衝氏は「社会的に孤独なことが理由で無差別大量に人を殺傷するまでに至るモンスター的人間に対して、私はあらゆるケアは無意味であると考える」と反論。さらに「きれいごと、社会のせいにするな!」「今回被害にあわれた人達を悔やむ気持ちないのかね。今言うことじゃないだろ」「自分の大切な人が殺されてもそんなこと言えるのだろうか?」といった批判的な意見も数多く投稿されている。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/
藤田孝典さんのコメント部分です。
「人間は原則として、自分が大事にされていなければ、他者を大事に思いやることはできない」「メッセージを受け取った犯人と同様の思いを持つ人物は、これらの言葉から何を受け取るだろうか。凶行が繰り返されないように、他者への言葉の発信や想いの伝え方に注意を頂きたい」
この藤田孝典さんの発言が次のように批判されています。
「きれいごと、社会のせいにするな!」
「今回被害にあわれた人達を悔やむ気持ちないのかね。今言うことじゃないだろ」
「自分の大切な人が殺されてもそんなこと言えるのだろうか?」
私も藤田孝典さんの意見に対して、もっともだと思っています。
文筆家の古谷経衝さんは「社会的に孤独なことが理由で無差別大量に人を殺傷するまでに至るモンスター的人間に対して、私はあらゆるケアは無意味であると考える」と言ってますが、そういう風にならないようにしていくことを親や学校が小さい時に教えてあげていれば良かっただけだと思います。
藤田孝典の経歴やプロフィール
- 藤田孝典さんの経歴やプロフィールをまとめます。
- 名前:藤田孝典(ふじたたかのり)
- 生年月日:1982年
- 出身:茨城県
- 学歴:東京国際大学、ルーテル学院大学にて博士前期課程を修了
- 活動:2003年(平成15年)頃から埼玉県さいたま市を中心に社会的弱者への支援活動
役職:NPO法人ほっとプラス代表理事
反貧困ネットワーク埼玉代表
ブラック企業対策プロジェクト共同代表
聖学院大学客員准教授
平成25年度(2013年度)厚生労働省社会保障審議会特別部会委員
生活保護問題対策全国会議幹事引用元:wikipedia
藤田孝典さんの出身高校ですが、ネットやツイッターを駆使しましたが、特定はできませんでした。ただ、インタビュー記事で、同級生が早稲田や慶応に進学していたと語っていたので、進学校に通っていたことがよそうできます。
ルーテル学院大学は東京も三鷹にある大学で福祉系の大学として有名なところです。大学でホームレス支援の研究やボランティアの活動をして貧困層について研究していたようです。
藤田孝典さんは弱者の立場になって考えることができるようになったのは、こういう下地があったからでしょう。
ただ、今回は被害を受けた児童や男性19名の方の遺族の方の気持ちを考えると、今は傷も癒えていないでしょうから、タイミングが凄く難しかったところです。
藤田孝典に批判が集まったツイート
様々な理由から自暴自棄になり、ごく一部の凶行に及んだ人の更生にも長年かかわってきた。人は自分が大事にされなければ人を大事にすることは出来ない。本人の問題だけではなく、生育歴や社会環境の問題が必ずある。「勝手に死ね」ではいつまでも凶行は止まない。
— 藤田孝典 (@fujitatakanori) 2019年5月28日
藤田孝典のツイートに世間は?
「大事にされなければ、大事にすることはできない」(相利共生)
と唱える一方
「他者を大事にしない人(加害者予備軍)を、周りは大事にして欲しい」(寄生)
という非常に都合のいい詭弁です一見美しく理にかなった論理に見えて、二律背反と自己矛盾を孕んでいる破綻した理論です
— (@OasiS_ayane) 2019年5月28日
おっしゃってることは解りますが
どうしても今回の事件に絡めたいのであれば、
現時点では先ず亡くなった方への哀悼のお言葉ではないでしょうか— ぽんきち (@nico2red) 2019年5月28日
奈良少年刑務所で外部講師として186人の受刑者たちを見てきました。一人として「生まれながらの悪人」などいなかった。みな困難な背景が。心の扉を開いたら、あふれでたのはやさしさでした。元々性善説ではなかったわたしが、人間は基本いい生き物なんだと思いました。https://t.co/Gz7rgxSH0D
— 寮美千子 (@ryomichico) 2019年5月28日
人に大切にされたことのない人に、人を大切にすることはできない。自分の心さえわからないほど傷ついた人に、他人の気持ちを思いやれといってもわからない。人間扱いされてこなかった人は、他者を人間扱いできない。だからこそ「一人で死ね」ではなく「死にたいくらい苦しいんだね」と寄り添う人が必要
— 寮美千子 (@ryomichico) 2019年5月28日
もちろん、加害者の自己責任はあります。どんなつらい目に遭ってきたとしても許せることではありません。しかし、だからといって加害者の自己責任として切り捨ててしまったら、事件を招いた要因が放置される。また同じ事件が起きる。背後にある問題を見つめ、対処していかなければと思います。
— 寮美千子 (@ryomichico) 2019年5月28日
藤田孝典に批判?経歴や学歴やどこなの?川崎殺傷事件のツイート内容が話題に! おわりに
藤田孝典が批判された理由は、
社会が悪いから、事件が起こった
被害にあわれた方の気持ちを考えておらず、今発言することではなかった
自分に子供がいたらそんな考えができるのか?
といった内容でした。
藤田孝典さんの子供や結婚している情報などは出回っていませんでしたが、確かに自分に子供がいたら同じようなことが言えるのか疑問に思ってしまいます。