電子タバコがアメリカで禁止する方針をアメリカのトランプ大統領が2019年9月11日に決定したようです。電子タバコ禁止理由とは一体何なのでしょうか?
WHO(世界保健機関)も規制を訴えるほど相当ヤバいようです。
タバコよりも良いとされてきた電子タバコがなぜ今更になって禁止されるのでしょうか?どんな理由があって禁止されるのでしょうか?
電子タバコ禁止についいてみていきます。
電子タバコの禁止理由は?亡くなる事例も
【米国 電子たばこの販売禁止へ】https://t.co/Xu7eECoPsi
トランプ米大統領は11日、香りや味の付いた蒸気を吸う電子たばこについて、ほぼ全ての販売を禁止する方針を表明した。米国では、電子タバコとの関連が疑われる疾患の報告例が急増している。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) September 11, 2019
11日付の米ワシントン・ポスト紙によると、電子たばこの使用との関連が疑われる深刻な肺疾患による死者は全米で6人。米疾病対策センター(CDC)によると、電子たばことの関連が疑われる肺疾患の患者は今月6日までで450人おり、多くが大麻に含まれる成分の入った液体を使っていたという。
CDCは肺疾患の詳しい原因を特定できていないとしているが、原因究明が行われている間は電子たばこの使用を控えるよう訴えている。
引用元:itmedia
アメリカのワシントンポストによると、どうやら電子タバコ関連による肺疾患の患者が増えているようなのです。2019年の6月までに450人いて、そのうち6人が亡くなっているとのこと。
また、米疾病対策センター(CDC)によれば、肺疾患の多くが大麻を含んだ液体を使っていたことも判明。
この感じだと電子タバコと肺疾患の関係というよりも、液体化された大麻を吸うことに問題があったように思います。
米疾病対策センターでの詳細がわかるデータは公表されていませんが、電子タバコだから悪いという感じはないような気がします。
電子タバコ禁止を推奨するWHOの意見
タバコ味の電子タバコは除外だそう。
ミシガン州、風味付き電子タバコ禁止へ。10代への健康リスク懸念、州レベルで初の措置 – Engadget Japanese https://t.co/NgTzsNZzuJ pic.twitter.com/LLoXokkmTZ— Engadget 日本版 (@engadgetjp) September 8, 2019
世界保健機関(WHO)も電子タバコを規制するべきということを述べているようです。
WHOは世界的な喫煙のまん延に関する最新の報告で、「ENDS(電子ニコチン送達システム)に関連するリスクの具体的な度合いについて、まだ確実な推計はなされていないが、間違いなく有害であり、規制の対象とすべきだ」と言明した。
引用元:JIJI.com
ただ、確実なデータや統計はないようで、もう一つの報告に、『電子たばこには従来型たばこの禁煙補助効果があるとの主張の「証拠は不十分」』ということも言っています。
見切り発車的に電子タバコを利用していたのかな?という感じです。
タバコの会社も規制規制となってきて値上がりをたどる一途ですからね。十分な統計もなく出した可能性もありそうです。
健康だからという謳(うた)い文句で言っていたような気がしますが、喫煙者の人たちはまんまと踊らされた感じですね。
電子タバコ禁止で日本に影響は?
「加熱式タバコ」に警鐘~米国で多発する電子タバコによる健康被害
日本でも加熱式タバコのアイコス(IQOS)を吸って重い肺炎になるケースが報告され、新型タバコによる健康への害が次第に明らかになってきた。#受動喫煙https://t.co/SOOljHmPdu
— 加熱式タバコ情報 (@KanetsushikiB) September 3, 2019
日本でも、この問題を受けて電子タバコが禁止になるの?と思われるかもしれません。
すぐに電子タバコが禁止になるということはないでしょうが、今後電子タバコが規制されることはないと思います。
というのも、電子タバコがダメならタバコもダメになるべきでしょ?
同じくらいの害を及ぼすものが片方が良くて片方が悪いなんてナンセンスな話です。
それにタバコ自体を欲する人もいるわけです。
また、先ほどアメリカでは大麻を利用していたこともあって肺疾患の人たちが多くなっていたのです。
まずは電子タバコと大麻を液体化して肺に取り込むことで生じるデータを見るべきかと思います。
電子タバコについて日本呼吸器学会の見解や統計データは?
電子タバコがどれくらい悪いのか?ということで、データや統計がPDF化されていて見れないものかと「電子タバコ 影響 健康 データ」で調べてみました。
画像付きで何かあるだろうと思いましたが、まっったくありませんでした!数値的なものが出ていないということは?勘の鋭い人ならお気づきかと思います。
電子タバコが健康に対しての影響がどれだけあるのか統計が取れていないのです。
ただ、普通に考えて電子タバコは”たばこみたいなもの”なので害があると思い調べていると、日本呼吸器学会の報告書をみると、
「1.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用は、健康に悪影響がもたらされる可能性がある。」
とバッチリ書かれていました!
また、数字的なものは出ていませんでしたが、次のようなことが指摘されていました。
その上で、欧米などで一足先に広がった電子たばこ(用語説明参照)の利用者のデータに基づいて同様の疾病リスクがあると指摘。「マウスに電子たばこのエアロゾルを慢性的に吸引させるとCOPDに類似した変化が生じる。人間で燃焼式と異なる特異な免疫反応を引き起こすことも分かっており、注意が必要だ」と語った。
引用元:時事メディカル
マウスに電子タバコを吸引させるとCOPDに類似した変化が起こっていたようです。(COPDとは慢性閉塞(へいそく)性肺疾患)のことです。
長期間の統計データを発見することはできませんでしたが、結局煙を吸引するという行為がすでに良くない感じがします。
しかし、短期的に実験用マウスで症状が発生していることを考えれば、電子タバコも普通のタバコも違いが”ほとんどない”ということだと思います。
タバコ業界は「今までのタバコよりも電子タバコがいい!」みたいな感じで言っていた記憶がありますが、結局そんなことはなさそうです。
私自身は非喫煙者ですが、煙から出る香りを嗅ぐと「変じゃない?」といつも思っていました。
タバコを吸っている人は踊らされていたかもしれないです。