五ノ井里奈元陸上自衛隊が隊内でセクハラをされたということで、署名活動で集めた物を防衛省に送りつけています。
今から裁判を行うのかと思いニュースを読んでいるとすでに不起訴になっているということがわかり、”日本の裁判は頭おかしいんか?”と思い、不起訴になった理由について調べました。
現段階では、確証を得る理由はえていませんが、これまでのセクハラで不起訴になった理由を調べていると共通点のようなものが見えてきました。
今回は、五ノ井里奈元陸上自衛隊が不起訴になった理由についてみていきます。
以下、過激な表現も含まれています。
目次
五ノ井里奈元陸上自衛隊に対してのセクハラについて
【ライブ】元自衛官・五ノ井里奈さんがコメント(2022年8月31日) https://t.co/S5ZIY2UTda
— TBS NEWS DIG Powered by JNN (@tbsnewsdig) August 31, 2022
五ノ井里奈元陸上自衛隊が自衛隊内でセクハラをされた内容は次の通りです。
『下半身を触れ』
『五ノ井の首を極めてみろ』
『腰を振る行為を繰り返した』
『首を正面から両手で極めて押し倒した』
『正常位のような姿勢で自分の●器をこすりつけてきた』
『廊下を歩いていると、急に抱きつかれる』
『胸をもまれ、キスをされ、男性隊員の●部を下着越しに触らせられた』
ちなみにですが、1曹の上司が3曹の部下に『五ノ井の首を極めてみろ』という事を業務命令として言っています。セクハラというより、パワハラも入っている感じがします。
上司が黒といえば黒!白といえば白!という昔ながらの慣習が陸上自衛隊には今だにはびこっている事が非常にわかります。
では、次に五ノ井里奈元陸上隊員の証拠となるラインについて見てみます。(五ノ井里奈さんがツイートされているラインは削除済みです。)
五ノ井里奈元陸上隊員の証拠となるライン


五ノ井里奈元陸上自衛隊のラインです。同僚とやりとりしている内容です。女性隊員は5名ほどいたようで、そのうちの一人なようです。
五ノ井里奈さんがセクハラをされている状況で、同僚の女性に助けを求めている様子です。
常識的に考えて、助けを求めている状況で”w(笑いの意味)”を使っているところで頭がおかしいと感じてしまいませんか?
とはいえ、この女性もセクハラを日常茶飯事に受けていたところを考えると、自分に危害が加わらないようにする手段だったとも考えられます。
そして、ここから本題。
なぜこのような証拠となるラインがあるにも関わらず、不起訴となってしまったのか?このラインからは次のような事を読み取る事ができます。
五ノ井里奈元陸上隊員が不起訴になった理由!
五ノ井里奈元陸上隊員が不起訴になった理由は証拠が不十分だった可能性があります。
実際に、五ノ井里奈さんのラインは削除されたものの、”証拠として上がっているだろ?”と思う方がいるかもしれません。
一旦、先ほどのラインの内容を見返してみましょう。
ラインの内容にセクハラをされている返答が書いてあるか?
五ノ井里奈元陸上隊員のラインを見返すとわかりますが、この辺りが証拠に不十分だった可能性があります。
同僚「おっ●い揉まれたんか?」
同僚「まだ終わらなそう?」
五ノ井さん「終わりません」
五ノ井さんは「おっ●い揉まれたんか?」という質問に対して「はい」と返答していませんよね?
この内容では、セクハラをされていると検察側がとらなかったという事が考えられます。
最終的に、五ノ井さんが「大隊長にセクハラを訴えます。上にも訴えます。中の人に迷惑がかからないように中隊員で止めている」と発言して、セクハラをされていると断言しています。
しかし、検察側はこれだけでは不十分と捉えたと考えられます。
そして2つ目は、口裏合わせ。
口裏合わせ
#第26普通科連隊 #新隊員 #教育隊 迫撃砲区隊は、#射撃 をするために必要な動作を身に付けるため、#砲手訓練、第一課目:据砲(きょほう)の訓練を行いました。#留萌 #陸上自衛隊 #同期の絆 pic.twitter.com/e1tsFeyJLF
— 陸上自衛隊 留萌駐屯地【公式】 (@jgsdf_RUMOI) August 4, 2021
五ノ井さんが2021年8月に「一課」にセクハラ被害を報告。しかし、セクハラの件を見た人物がいなかったと言われる始末。
この8月の性被害の後、適応障害と診断され、五ノ井さんは休職することになった。被害については、まず、自衛隊の総務・人事課にあたる「一課」にセクハラ被害を報告した。だが、一課からは「8月のセクハラの件を見たという証言が得られなかった」と回答された。
引用元:President online
セクハラを受けた時には、女性は五ノ井さん一人しかいませんでした。周りは男性。そんなの証言が得られるわけがありませんよね?
陸上自衛隊の一課も相当ヤバイ対応をしている事がわかります。
また、先ほどのラインからもわかる通り、同僚の人はセクハラをされるのが日常茶飯事だという認識をもっています。
同僚の女性隊員は、今後自分の立場も危うくなる事が増えるので、自分から進んでセクハラ被害を受けていますなんて、口が裂けても言えないでしょう。
洗脳教育とでもいえようか。
そもそもだが、このセクハラ問題を調査している機関も不起訴になった理由の1つとも言えそうです。
調査機関が自衛隊のボスとも言える防衛相の直属組織の警務隊
#岩手駐屯地 #装備品体験 #滝祭 #ビッグルーフ #岩手地本
— 陸上自衛隊岩手駐屯地 (@Gsdf_Camp_Iwate) August 30, 2022
8月27日~28日滝沢市で行われた滝祭2022において、自衛隊車両の装備品体験を行いました。今回は、戦車大隊から軽装甲機動車(LAV)と警務隊から1/2tトラックを展示し、乗車してもらいました。 pic.twitter.com/91sSJUO4Cp
自衛隊の犯罪捜査に携わる警務隊(防衛相の直属組織)。自衛隊のボスともいえる防衛相の調査機関が携わっているのだ。
要するに中の事を中の人が調査するという、よくあるパターンです。
自衛隊側としては大事(おおごと)にはしたくないはずです。であれば、自衛隊の上の人間が、
「この件は……どうするようにすればいいのか、わかってるよね?」と警務隊に釘をさす事が考えられます。
結果、五ノ井さんへのセクハラ被害は不起訴となっています。
五ノ井さんはこれらの事を踏まえて、防衛省の木村政務官に、第三者委員会による調査、処分、謝罪を求めています。
しかし、木村政務官の発言がなんとも言えない。
「意見として聞いておく」
五ノ井さんを知っている方達は、この発言を聞いた大半の人が「は?(怒)」と感じたのではないだろうか。
五ノ井里奈元陸上隊員の夢を壊しておいて不起訴でいいのか?
オンライン署名「元自衛官・五ノ井里奈が告発する性被害について、第三者委員会による公正な調査を求めます! #自衛隊は性被害を隠さないで 」を、 @change_jp で始めました。
— 五ノ井里奈 gonoi rina (@judo_gonoi) July 21, 2022
応援よろしくお願い致します。https://t.co/o5PBQNzCmQ
引き続き皆さんのご協力が必要です。
今出来る事を全力で頑張ります
五ノ井さんは小学4年生の時に津波で浸水。家族は助かったものの、愛犬が2匹亡くなっていたという。
津波で被災した時に支援に来てくれていたのが女性自衛官。その時に陸上自衛隊に入りたいと夢を抱くように。
自衛隊は五ノ井さんの憧れだったんですよ?
「女性自衛官がお風呂を造ってくれたり、お風呂上がりには腕相撲をしたりして、遊んでくれました。私は小さい頃から柔道のオリンピック選手を目指していたので女性自衛官にそのことを伝えると、『柔道は続けたほうがいいよ。頑張ってね』と応援してくれました。私にとって憧れの存在でした。この時から、いつかは陸上自衛隊に入りたいと夢を抱くようになりました」(五ノ井さん)
11年たったいまでも、女性自衛官と連絡を取り合って、感謝の言葉を伝えているという。
公民館で3カ月過ごした後、五ノ井さん一家はアパートに移った。しかし、小学6年生の時に両親は離婚。がんの治療中だった母親が、3人の子どもを女手ひとつで育てることになった。
五ノ井さんは、中学・高校と柔道で全国大会ベスト16の成績を残し、山口県にある大学に進学する。だが自衛官への夢が捨てきれずに中退。自衛隊体育学校の柔道部に入って、オリンピックを目指すことにした。好きな柔道を続けながら、自衛官アスリートへの道を切り開こうとしたのだ。
引用元:president online
こんな小さい子供の夢を奪うようなことをしておいて、不起訴にするなど言語道断。
本当に、木村政務官には五ノ井さんのこれまでの生い立ちを知ってもらいたい。
そして、もう一度対面して話しあってもらいたいと切に願います。
ほんまにセクハラやパワハラはやめろやって感じだわ!